下地付け 中塗り工程
ミズメザクラ、ケヤキの木地に、砥の粉(京都・山科で採れた岩石を加工し粉末にしたもの)と顔料を混ぜた下地をヘラや刷毛で塗り乾燥させます。
下地付けし乾燥させた生地の木目や凹凸を消し表面を滑らかにします。下地工程は塗りの良し悪しを左右する重要な工程です。下地付けと下地とぎの工程を5~7回繰り返すことで、強い下地に仕上げます。
上塗り
精製し純度を高めた漆を塗り、漆を乾燥させるための最適な温度と湿度を保てる漆室(うるしむろ)の中に入れて乾燥させます。上塗りは塗装の最終工程のため、チリやホコリが付かないように細心の注意を払います。