堆錦(ついきん)とは

漆と顔料を練り合わせた「堆錦餅」(ついきんもち)と呼ばれる材料を薄く伸ばし切り取って文様を作り、漆器の表面に貼り付けたものです。厚さや色の違う堆錦餅を組み合わせ彫刻を施すことにより、色鮮やかで立体的な絵柄を造ることが出来ます。琉球漆器の加飾技法の流れを汲んでいます。

作業風景

漆と顔料を攪拌機で練り合わせ、木槌で叩くことにより成分をよく馴染ませた堆錦餅をローラーを使い薄く伸ばしていきます。

デザイン画をもとに色粉で着色した堆錦餅を切り取り、漆器の表面に貼り付け加飾していきます。